液晶TVからディスクが取り出せなくてあせった話
友人宅でパシフィック・リムを観ようと液晶テレビ(Panasonicのビエラ)を借りて側面にあるスロットにブルーレイディスクを挿入した。ウチはまだブラウン管なのに高級やんか、と映像特典を視聴。いちいちメニューを操作しないと画面が遷移しないのは1990年代のマルチメディアブームの頃のCD-ROMコンテンツみたいだ。じゃあそろそろ本編を観るかとテレビ本体側面の取り出しボタンを押したがディスクが出てこない。あれ?持ち主も滅多にディスクは使わないとかで故障してるんじゃないかとあせって本体電源を入れ直したりしたがダメ。ディスクのメニューは操作できない。テレビ画面やHDD番組画面には切り替えられるがディスク画面にしようとすると「[戻る]を押してください」としか表示されない。取扱説明書を探してもらったりした。
で、取扱説明書の「故障かな?と思ったら」を探す。なんとHDDがなんらかの動作を行っている時はディスクが取り出せないという。HDDのインジケーターがオレンジ色点滅をしている間は2分以上待て、とのこと。待ってたら出るらしいよと言った時にはディスクは出ていた。
ちょっとこれはよく出荷判定会議を通ったなレベル。イジェクトボタンを押すとPCはドライブ本体のランプが点滅して取り出し作業中であることを告げるしプレステ3も同様。そして数秒で出てくる。2分以上とは私の感覚では故障を疑う長さの時間。どこをどうしたらイジェクトをこれだけ待たせられるのか聞きたい。そして家電品としては失格レベルではないのか?
DVDレコーダやHDDレコーダが出てきた頃からそれらの機器がハングアップしたり挙動がおかしかったりするのを体験したが、製品(特にコンシューマ向けの)チェックの基準が甘くなってんじゃないだろうかと元検証屋としては思うわけです。