鳳鳴は祖父の俳号

日記 メモ そんなの

よくわかる双極性障害(躁うつ病)

 図書館から借りてきた。
 カラーの絵本みたいな装丁で、以前は躁うつ病と呼ばれていた双極性障害についてわかりやすくまとめてある。
 双極性障害もI型とII型があって、I型は躁状態が外から見てもはっきりとわかり、この状態でも病院に連れて行かれるレベル。対してII型は躁状態がはっきりせずうつが治ったように見えるが、また繰り返してしまうのでうつ病と間違われやすい。実際、前の会社附属病院の先生は最後までうつ状態と判断していたし、「躁うつじゃないの?」との質問は頭から否定していた。
 この読んでいると躁状態の時にアイデアが湧く、自信が出る、注意力が散漫になると私に思い当たる症状が。躁状態からうつ状態に移行する時に自殺しやすいとのこと。自分の経験だと、あれだけ活発に動けてアイデアも出まくった状態がなくなってしまうのではないかという恐れが一日中頭を支配する。できれば、躁状態のまま変わりたくはない、と思ってしまう。
 このような自分でもわかっている症状なのだが第三者にはなかなかわかってもらえない苦労があるので、このような本を読んでもらって少しなりとも理解してもらえるのではないか、と。椎間板ヘルニア痛風の痛みはなってみた同士わかるものだがこれはなかなかそうもいかんので、親しい人に少しでも理解して欲しいという気持ちを支えるのに有効とも思える。

よくわかる双極性障害(躁うつ病) (こころのクスリBOOKS)

よくわかる双極性障害(躁うつ病) (こころのクスリBOOKS)