鳳鳴は祖父の俳号

日記 メモ そんなの

ブティックPKD

 商業施設の端に変わったエレベーターがあった。2機並んでいるがなかなかやってこない。階の表示がランダムに変化する。チャイムが鳴り、エレベーターのドアが開く。ここから先は商業施設内にあるビルで、もともとはこのビルを中心に商業施設ができて中に取り込まれたようになってしまっている。全体的に古い作りだ。エレベーターは4階で止まった。狭いフロア、エレベーターのドアの近くにアジアンテイストな布。そしてその角にブティックPKDがあった。ベルトや腕時計、その他雑貨がやや詰め込み気味に陳列してある。誰かが商品をカウンターに持って買おうとしている。「塩はいかがですか」レジのマダムが話しかけている。続いての客にも塩をすすめている。私は展示を充分見たと判断し、フロアの他の店をのぞきに行く。