鳳鳴は祖父の俳号

日記 メモ そんなの

労働者の権利と義務

 育児介護休業法にもとづいて一日を定時上がりで終えるのでよろしくという社員に対して愚痴ってる経営者の書き込みを見てしまった。大手ならいざしらず中小企業だと大変なのに、と。facebookなのでコメントもそうだそうだばかりで権利ばかりで義務を果たしてないだのそんなやつは淘汰されるだの家で仕事しろだの。
 経営者側の視点だと労働者の義務って会社のために無限に働けってことなんだろうかね。必須の業務を残業までして処理させていたのならそれは本来リソース不足なので効率化か労働力補充をするのが雇う側の義務でしょう。で、こういう所で効率化をはかってもそれに対するインセンティブはないのよね。
 さらにこの愚痴を書いてたのは社労士とそのお友達だったのがさらにがっかりさせられた。自分のところは例外なのだろうか。
 普通にサラリーマンしていた頃はこういった問題にはあまり関心が向かなかったのだが、いったん無職になってみると直接セケンの風が当たる。いかに求職者がよわい立場であり雇用者側は一人何役も出来る都合の良い労働力を求めているのか。何度目かの面接受けて不合格だった時の母の「雇う側の都合も考えないと」ナニヲヌカスカコノセンギョウシュフメガと殺意湧きましたね。
 ちょっと目の前が真っ暗になってしまったが、雇用者側は義務をはたさないというならば義務の範囲を明確化したらどうか。恣意的に運用しがちではないだろうか。そこで厳格に適用したらグチも出ないであろう。というよりネットに書くな。

http://www.mhlw.go.jp/general/seido/koyou/ryouritu/aramashi.html