鳳鳴は祖父の俳号

日記 メモ そんなの

カシオミニCM-604/CM-605と0除算の謎

 昨日に引き続き電卓の修繕。内容は同じでキー接点の清掃。今回やったのはカシオミニ後継モデルのCM-604。
 側面にある黒いネジ×1を外す。はめ込んであるので隠れた爪を押すようにして殻を割る。

 日立 HD32170Pが1個。下半分は蛍光管駆動のDC-DCコンバータ。

 基板の裏側。キーボードはネジ×4で固定されている。

 キーボード部分のバネは初代カシオミニと違い分割されている。


 次はCM-605。電池ボックス内のネジ×1を外す。あとははめ込み式。

 メインの基板はゴムではめ込まれている。これを開くと下にネジがある。
キーボード部分はネジ×5。

 これもキーボード部分のばねは分割。

 日本電気 μPD178Cが蛍光管の下に隠れている。


 CM-605は[1][-][2][=][+][1] と入力すると"-____0."と表示する。


 さて、やっと本題。

 えっそんなことが!? CM-604とCM-605で実験したらほんとにカウントアップしました。動画はCM-605。

 カシオミニは右矢印キーで普段は見せない下6桁を表示しますが、これがどんどん増えていく。
[被除数][÷][0][=] の操作で、被除数が下6桁に左詰めで置かれ、+0.000001されていきます。
 CM-604はHD32170P、CM-605はμPD178Cですが計算する部分の論理回路は同じかもしれません。

 ついでに初代カシオミニで[0][÷][0][+=][+=]の操作をしたら表示が"0_00_0"となりました。