鳳鳴は祖父の俳号

日記 メモ そんなの

じいさんの商売の話

 父を祐徳稲荷神社門前町まで車で送る間に聞いた話。
 戦前、祖父は祐徳稲荷神社の敷地内(!)で酒を売っていた。川で瓶を洗っては酒を詰めて御神酒として飛ぶように売れていたらしい。戦後はぜいたく品の禁止などで酒が売れなくなり、一時期はおもちゃを売っていたらしい。いつ敷地内の店を止めて今のおみきやになったのかは聞きそびれた。うちから4〜5Kmもある店に祖母と子供だった父をリヤカーに乗せて毎日運んでいたらしい。当然舗装もなく、しかも山に向かっているので登り坂。根性ありますね。
 当時は門前町も芸者さんなどがいて賑やかで、参拝客はお火焚きの神事の時は島原から泊まりがけで、また有明海を渡り浜町方面から陸に上がって来ていたそうだ。