鳳鳴は祖父の俳号

日記 メモ そんなの

ミスドにて

 週に一回、決まった時間にゆめタウンミスドでコーヒー頼んで読書している。店員さんに顔を覚えられたのだろうかポイントカードの有無を訊かれることもない。いつもはほとんど人がいないのでここを使っているのだが、今日は斜め前に親子らしき老婆と中年男性がいた。私と歳はおなじくらいだろうか。男性は母に話す。学生の頃、母は通信講座のラジオ番組を録音してくれた。それを聴いて勉強し、国立大学へ進学できた。母親は頷いているのかそうでないのか聞いているような感じだ。さあ行こうかと男性は立ち上がり、トレイをさっと取って返却口へ持って行き、母親の手を引いて出て行った。