鳳鳴は祖父の俳号

日記 メモ そんなの

【至急】は段取りの失敗

 至急××お願いしますなんて依頼がくる。週に何度「至急」入れてんだよ。急ぎの場合は特急というものがあって、特急料金を払えば乗せてもらえる。半導体の生産にも特急料金というのがあって、特急料金を払えば優先的に製造してもらえる。だがそれも限りがある。
 似たような事例についてはすでに書いていた。
http://d.hatena.ne.jp/houmei/20141216/1418749955
 至急といって何かの成果を求めるのはコンビニにパシリに行かせるのとは違う。そもそもその成果物は依頼した時点から作り始めるもので、作る人は自分のスケジュールで完成時期を決める。それを「なるはや」だの「ASAP」だのふざけた軽薄な言葉で求めるなこのギョーカイ人め。お前の段取りが悪いんじゃ。
 特にハードウェアなどのモノはいくらお願いしても時空が歪まない限り手には入らない。急がせてもらったとしてもその品質は保証できるかな?「至急」がWeb屋さんあたりに対して多いのは成果物が「ちゃっちゃっ」と作れると思われているせいもあるだろう。ソフトウェアに対する一般の認識はいまだにそんなものだ。そこで「至急」と言って無理して頑張ってもらえば早く手に入ると思われている。努力根性忍耐で生産スピードがあがるとの認識なのだ。サボってそうだから急がせるだと?オメーがサボってるから人もそうだと思ってんだろうよ。
 いいか、お前の段取りの悪さをカバーするためにこっちの負担を増やすいわれはないんだよ。完成までのスケジュール、Aを作るにはさきにB,Cが必要といった依存関係の把握、依頼したものが期待通りでなかった時のバックアッププランを明確にしているか?至急至急QQ4Qといつも言ってるのは無能を触れ回っているようなもんだぞ。

 もっと色々いいたいが以下の二点。

・急ぎなら特急料金を払え。
・特急席には限りがある。