鳳鳴は祖父の俳号

日記 メモ そんなの

電子工作に興味のある人に関するもやもや

 今年抱いたもやもやは今年のうちに整理しとこう。主にツイッターで見聞きしたもの。

 はやぶさ2のハンダ付け、職人がやったものと新人がやったものの比較写真が出回った。新人のハンダ付けに対して下手だといった意見多数。が、あれそんなに下手か?そう言ってる人は自分のハンダ付け写真を晒さない。一方、Ustreamなどでハンダ付け作業の様子を流すような人は何も言わない。人工衛星向けなのでハンダの量は少ないほどよいので、比較したら職人の方が上手なんだろうけど、なんで「職人すごい」でなく「新人ヘタ」になるかな?
 秋月でキットにもなった基板の配置配線を見てあんなのはない、といった意見。作者はへこんでたかもしれない。これも批判している人は自分の配線を見せないで言っている。あの作者はユニバーサル基板の片面でジャンパを飛ばさずに配線したりと作りやすさ・見やすさを優先している。おそらく同じ方針で、ギチギチに詰めるよりは見やすさと学習しやすさを優先していると思った。クリティカルな用途でない、動作周波数もそう高くない(クロックまわりだけ12MHz、あとは1MHz以下)のマイコンよ。教習車にレーシングカーのチューンを求めるのか?
 以上は付和雷同のたぐい。次はちょっと違う。
 ハードウェアはゴミであるとの言説を繰り返している人。製品はサービスを提供すべきである、それがなければどんなハードウェアを提供してもゴミである、との意味だと思うがアマチュア的には引っかかる。作るのが楽しいのにゴミとは悪いイメージの言葉を使っているが、そもそも向いている方向が違っていた。この人は何かを作るのが楽しいといった考えよりは企業向けのコンサル的な立場なのだ。だから強い印象の言葉の繰り返しとなる。最終製品を自ら作るのではなく、製品を作る所に口出しをして働きかけるのが商売だとすると納得しないこともない。

 と、ずっともやもやしてた。それだけの話。