ねえ、パソコン余ってない？
楽しかった同級会の翌日、携帯にメールがあった。
×山○子：
「昨日はお疲れ様(ふたば)
あのさ、余ってるパソコン
なんて持たんよね〜!?
昨日聞くとば忘れとった(顔文字)」
色々考えたが次の返事を送った：
「あるよ Pentuim4クラスのWindowsXP
キーボード、マウス、液晶付き、
サポートなし で一万円でよか」
返事はすぐには来なかった。
翌日。
×山○子：
「おはよう。
ノート型ば探しよったけん
ごめん。騒がせてありがとうm(._.)m」
解説。この人はずっと以前にも「Windows95で文字の出らんようになった」と電話かけてきて、こちらはWindows95などとっくに使ってなくてMacOSX+VirtualPC環境で確認、フォントが消えてしまう障害だったことがわかり、指示してレジストリいじらせて回復。「わーすごい！ありがと！」そんだけ。
今回メール入ってたの見て、またこの手合いか、と思ったのは事実。1992年に新卒で就職した直後、同期(♀)が「竹下クーン、なんかあまってるパソコン頂戴」と抜かしたので「オレのFM-11をやろう」といったら沙汰止みになったことがある。
なぜか女性に多い。実用品をタダでせしめようとするヤツ。そりゃあなたが若くて可愛い魅力的な方でしたら下心分上乗せして即納しますがね、サポートでこちらの時間が大幅に失われることが容易に想像できる。
車が調子悪くなったり壊れたりしたら修理工場に持ち込んで交換の部品代＋サービス作業手数料払うのはあたりまえなのに、なぜかパソコンだと部品もサービス作業代も、どうかすると本体もタダだと思っている方がいるようで。
何がほしいかもはっきり言わないのだね。あわよくばノート型PCの最新型が欲しかったの？ベスト電器行けベスト電器に。
そんなこと聞き流せばいいじゃんと言われるが、自分なりに怒りの源流ほとばしるのを考えてみた。
(1)インフラ系への敬意がない サポートや設定がタダだと思っているのは蛇口をひねれば水がすぐ出るような感覚でいるからだろう。実際、電気工事やガス配管の会社に勤めている方のパソコンを設定したことがあったが謝礼ありましたよ。
(2)努力しないで性能の良い物をタダで得ようとする 安くていいものが欲しかったら情報戦の中に飛び込まなくては。自分でね。相談してくれてもいいのだが、それを越えてなんか持ってない？と言われたら年収の半分をご用意くださいと言いたくなるね。
(3)継続するサポート ほぼ間違いなく思い通りに動かないことに関してあーでもないこーでもないと電話がかかってくる。タダサポートですな。
そんなわけでまごころせいじつ堂では一般客お断りにします。
