鳳鳴は祖父の俳号

日記 メモ そんなの

捨てられた電卓

 自宅の燃えないゴミを入れる一斗缶に電卓が入っていた。母に頼まれて電池交換をしたやつだ。すでに台所のテーブルには新しい電卓が置いてある。試したところちゃんと動いているが、捨てられた電卓は、電池を替えても不調だったんだろうか。
 何十年も動いた電卓だったはずだ。が、壊れたと思われたなら冷蔵庫などと同じように捨てられてしまう。私はこの電卓はあまり使ったことがない。けど、それを拾ってとりあえず車の中に置いた。
 中原中也の「月夜の浜辺」みたいだ。