修理回収機構 TI-84のキー無反応を直す
このTI-84Plusは中古で入手したものであるが、電池を入れて数字キーを叩くと[4][5][6]が無反応。え?色々押してみたらこのキーを含む横一列が死んでいる。これは断線しているのでは。
分解して導電ゴムのシートを外す。
む、なんか茶色い液体が。これコーヒーこぼしたあとなのでは。導電ゴムが接触する基板の部分も含めて軽く拭く。が、元に戻してもやはり横一列のキーが効かない。
基板のパターンをよく見る。タテ・ヨコに格子状に配線があるはず。
[LN][4][5][6][-]の横一列を調べると、ビアを通じて基板の表面から裏面にいったんくぐり、また表面に戻している配線がある。怪しい。テスタで調べるとこの間の配線が切れている。おそらくコーヒーでビア内が腐食してしまったのしまったのだろう。よろしいでは修繕だ。
ということで半田付けできる箇所を探しバイパス、配線は導電ゴムがあたる場所を避けカプトンテープで固定。
OK!
これは症状から明らかにハードウェアの問題だったのだが、何気なく検索していたら海外のQAサイトで同じようになってしまった人が質問をあげていた。その回答が特定の操作をさせたりOSのせいだから再インストールせよとあったり。それを真に受けて遠回りしてしまった。QAサイトってのは日本国内も海外も変わらんとおもった。